リターンポリシー (返品)設定【eBay ビジネスポリシー】2025年最新版
eBay 貿易家 のり です。
今回は eBay ビジネスポリシーの リターンポリシー (返品のポリシー)の作成方法を解説していきます。
eBay の画面、変わりました。
今回も最新の画面で、実際に設定していきます。
同じようにやれば簡単に設定ができます。
*このブログ内の画像はワンクリックで拡大できます。


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目次
ビジネスポリシーって何?
ビジネスポリシーとは、出品者があらかじめ設定する取引条件のことです。
・返品(リターン)
・配送、送料設定(シッピング)
この3種類の条件は出品前に設定しておく必要があります。
学習を最適化するため、ビジネスポリシーのブログはあえて5つに分けました。
5つ全部を見れば、出品の準備が整います。
① ペイメントポリシー
→eBay 支払いの設定【個人輸出】出品前にやること 実践ステップ解説【最新画面収録】
②リターンポリシー(今回)
③発送除外国【シッピングポリシー】
→トラブル防止の大原則【eBay輸出】発送を除外する国の設定の手順を完全解説【2025年最新版】
④トレカ・軽量帯 送料設定【シッピングポリシー】
→ポケカを最安で発送【eBay輸出】初心者必見!2025年最新の送料設定ガイド
⑤最も売れる送料設定【シッピングポリシー】
→eBay輸出【送料設定完全ガイド】UPS×eLogi活用でアジア発送が激安!2025年最新版
今回は二つ目の「リターンポリシー」の作成方法についてお伝えしていきます。
あらかじめ設定しておけば、出品するときに選ぶだけでリターンポリシーが適用されます。

日本語に翻訳すると不具合が起きることがあります。
選択ができていない、エラーになってしまうなどの可能性があるので英語のまま設定することをオススメします。
リターンポリシー で設定するもの
返品に関する3つを設定します。
・返送料はセラー、バイヤーどちらが負担するか
・返金方法
返品受付期間
返品受付期間は商品が到着してからカウントします。
商品到着から「14日間」「30日間」「60日間」の3種類から選べます。
ここで注意が必要です。
14日間返品受付のリターンポリシーは一部のカテゴリーでしか利用できません。
以下の7種類が14日間の返品設定が可能なカテゴリーです。
日本語訳も載せておきました。
【引用元:ebay.co.jp eBayマニュアル閲覧数を上げるには】
返送料

返金方法
今回は交換は受け付けず、返金のみの対応でリターンポリシーを作成していきます。
初期段階でオススメの設定
初期段階でのオススメは「返品期間30日間、返送料はバイヤー持ち」の設定です。
セラーの負担が少なくトラブルの可能性が低いので、慣れるまではこの設定で練習してみてください。
実演
ビジネスポリシー設定画面にいきましょう。
ebay.comにアクセス
ebay.com > My eBay > Summary > Account > Business Policies
「ビジネスポリシーでリストを高速化」という画面になりました。
Get started をクリックしましょう。
2回目以降は表示されないので、不安に思わなくて大丈夫です!

Manage your business policies
この画面では作成したビジネスポリシーが見れます。
右上、Create policy を押します。
ポリシーが5種類出てきましたね。
今回はリターンポリシーなので2番目 Return を選択します。
ここから返品の条件を設定していきます。
返送料バイヤー負担
バイヤー持ちのリターンポリシーは、返品受付期間が14日間・30日間・60日間の3種類です。
一番よく使う設定である、返品受付期間は30日間、返送料はバイヤー持ちの設定から作ります。
ポリシーネーム・ディスクリプション
上から順番に進めていきます。
Policy name(ポリシーネーム)を入力。
今回は「30days Buyer」にしています。
次の Description(ディスクリプション)は自分だけが見れるメモです。
バイヤーには見えません。日本語で大丈夫です。
わかりやすいように記載してください。
アメリカ国内の返品設定
続いて Domestic(アメリカ国内)の返品の設定をします。
Domestic は国内という意味ですが、これはアメリカを指すので注意が必要です。
ebay.com はアメリカに本社があるのでこのような表現になっています。
Accept returns(返品を受け入れる)にチェックを入れます。
Accept returns にチェックを入れると以下の画面になります。
返品詳細(返品受付期間・返送料・返金方法)についてプルダウンから選択します。
返品詳細を設定
返品受付期間を設定します。
14日・30日・60日から選択します。
今回は「30日間」をクリックします。
続いて、返送料についての設定をします。
今回は返送料はバイヤー負担の設定なので「Buyer」を選びます。
下の段の「Free for buyer , you pay」は「買い手は無料、あなたが支払う」という意味です。
返送料はこちら(セラー)持ちの設定です。
返金方法についてです。
先ほどお伝えしたように、こちらは「Money back」返金のみの対応を選択します。
下の段の「Money back or replacement」は「返金または交換」という意味です。
アメリカ国内の設定が終わったらその下に進みます。
International returns の Accept returns にチェックを入れます。
これはアメリカ以外の国からの返品設定です。
アメリカ国内の時と全く同じ設定にして、できたら Save をクリック。
リターンポリシーが追加されました。
表示されているのを確認したら、他の種類も作っていきます。
先ほどと同様に返送料はバイヤー持ちの設定で、返品受付期間が14日間と60日間の設定ができました。
どちらも作成できました。
新しく2つとも表示されていますね。
これで返送料をバイヤー持ちにする設定は完了です。
返送料セラー負担
次に返送料をセラー(こちら)持ちにする設定を作成します。
手順は先ほど設定した、返送料バイヤー負担と同じです。
返品受付期間は30日間、返送料はセラー持ちの設定から作ります。
ポリシーネーム・ディスクリプション
ポリシーネームは「30days Free Returns Seller」としました。
Free Returnsは無料返品という意味です。
バイヤーは返送料を支払わず、こちらで負担しますよということですね。
次の「ディスクリプション」こちらは自分だけが見れるメモです。
日本語で大丈夫です。わかりやすいように記載してください。
返品詳細
まず、Domestic(アメリカ国内)を設定します。
返品受付期間は30日間、返送料は Free for buyer, you pay(バイヤーは無料、あなたが払う)を選択します。
返金方法は Money back (返金のみ)を選びます。
International returns も同様に設定して Save をクリックします。
次は、返品受付期間を変更して作成しました。
14日間と60日間です。
リターンポリシー全6種が完成しました。
これで出品するときに選択するだけで、お好きなリターンポリシーが適用されます。
編集方法
後から間違いが発覚したり、リターンポリシー を使用していくうちに「ちょっと設定変えたいな…」と思うときありますよね?
大丈夫です。簡単に編集ができます。
Actions の下にある3点リーダーから編集やコピー、削除ができます。
Edit をクリックすると、先ほどの作成画面に切り替わって簡単に変更ができます。
編集ができたら Save をクリックすれば変更が適用されます。
結局どれが良いの?
作ったはいいけど「結局どれがいいの?」って悩むかもしれません。
② 返品受付期間:30日間 返送料:セラー持ち
③ 返品受付期間:60日間 返送料:セラー持ち
最初のうちは30日間でバイヤー持ちの設定で販売することをオススメします。
慣れてきたら、30日間のセラー持ち、もっと慣れてきて「売り上げ加速したい!」というときは60日間のセラー持ちと、どんどん段階を踏んでみてください。
もちろん、出品物によって使い分けても良いです。
自分の状況にあったリターンポリシーを利用してください。
返品期間
返品期間を30日間に推奨する理由ですが、商品を購入するお客さんは品物のクオリティだけでなく、「安心感」「信頼」そういったものも求めているからです。
一番現実的で安心感があるため、30日間をオススメしています。
たくさん売れているアメリカ人セラーさん、イギリス人セラーさんの研究をしていると、多くの方が30日間の設定をしています。
返送料
返送料に関してですが、個人的には「バイヤー持ち」を推奨します。
送金は手間になるからです。
ただみなさんもお分かりの通り「セラー持ち」の方が売れやすいです。
自分がバイヤーだとして、返品するときの料金が無料だと嬉しいですよね。
そのため、今回オススメしたこの設定は最も売れる設定ではありません。
成約率の高い設定
一番成約率が高い設定は「60日間の無料返品」です。
こちらは、イーベイジャパンからの引用です。
返品できる期間が長く、返送料が無料だと万が一返品になってもバイヤー側はリスクが少ないので購入されやすいです。
【引用元:ebay.co.jp eBayマニュアル閲覧数を上げるには(出品のヒント)】
ここにしかない情報
返品について、一緒に見ていきましょう。
イーベイジャパンからの引用ですが、返品があった際のフローチャートです。
対応期日が書かれています。
【引用元:ebay.co.jp eBayマニュアルトラブル・ケース対応】
リクエストオープン後の流れも載っています。
バイヤーからの返品要求→セラーによる accepts (受け入れ)→返品配送の手配→商品の到着→返金→返品リクエスト終了。
これが一般的な流れです。
【引用元:ebay.co.jp eBayマニュアルトラブル・ケース対応】
返送料無料の時の対応方法
Free Return の際の返金対応方法をお伝えしていきます。
返送料の対処法は、よく質問をいただきます。
FedEx、DHL、UPS 等の民間配送会社と契約している場合は、各社が提供する返送用サービスを利用することができます。
特にみなさんが利用しやすいサービスで言うと eLogi の返送用ラベルですね。
発行して、セラーである私たちが支払いをするので、バイヤーは無料で返送・返品できます。
もう一つはペイパルで送金する方法です。
部分返金について
「Free Returnを使ったはいいけど、発送した時と返品されたときの商品の状態が違ったらどうしよう」そんな不安ありますよね?
例えばパーツがなくなっていたり、明らかに使用感があったり。
そんな時に使えるのが部分返金です。
全額返金ではなく減額して返金することができます。
以下は、実際に私が部分返金をした時の画面です。
差し引く金額を入力して控除理由を選択します。
リターンリクエストが来た際の一部返金とは異なるので注意してください。
部分返金はガイドラインがあるので、はじめてでも安心です。
状態がどんなものか、その状態の時の減額の目安が記載されています。
【引用元:ebay.co.jp eBayマニュアルトラブル・ケース対応】
リターンポリシー まとめ
返品は、ないで済むならそれが一番ですよね。
ですが、物販を商いしていると避けて通れないという部分があります。
できるだけ損失や手間を少なくするためにも、リターンポリシーをしっかり設定しておきましょう!
不安や、分からないこともあると思います。
お気軽にお問合せください。
一緒に考えていきましょう!
今回、掲載した以外にも eBay に関してYouTube で解説しています。
よろしかったら、参考になさってください。
興味を持っていただけたら、チャンネル登録をお願いします。
YouTube チャンネル eBay 貿易家 のり
質問等ありましたら、コメント欄にお気軽にどうぞ。
今後も、最新情報をお伝えしていきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
あなたの成功を祈っています。
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