eBay 貿易家 のり です。
今回はeBayの手数料の種類や仕組み、計算方法など2026年8月最新の公式データを使ってお伝えします。

eBayの手数料は種類が多いので、不安に思う方もいると思います。
よくわからないまま払っている方は勿体ない!
手数料で無駄に損をしないためのポイントも解説していますので、ぜひ参考にしてください。

この記事を読むと分かること

① eBayの手数料は「いつ・何が・いくら」引かれるのか(全体像)
② ポケカ・カメラ・フィギュアなど、自分の商品の落札手数料の目安
③ 手数料でムダに損しないための、価格の考え方と5つのポイント

読み終わるころには、「結局いくら引かれるの?」という不安がやわらぎ、出品前に自分の手取りの見当をつけられるようになります。

*パソコンの方はワンクリックでブログ内の画像が拡大できます。

eBayの手数料は、ぜんぶで「何が」引かれる?

eBayの手数料は種類が多く、最初は「結局いくら引かれるの?」と不安になりがちです。
でも、お金の流れ(始める→出品する→売れる→受け取る)に沿って見ていくと、意外とシンプルです。
まずは全体像から見てみましょう。

【この記事の対象】

この記事は、eBay.com(USサイト)に出品する場合の手数料を解説しています。日本のセラーの多くはUSサイトを利用しますが、英国(eBay.co.uk)やオーストラリア(eBay.com.au)など、自国サイトを持つ国向けに出品する場合は、手数料が国ごとに異なります。他国サイトへの出品をお考えの方は、各サイトの料金ページでご確認ください。

タイミング 手数料 ざっくり言うと
始めるとき ストア手数料 任意。最初は無料でOK
出品するとき 出品手数料 毎月250品まで無料枠あり
売れたとき 落札手数料(FVF) 手数料の中核。売上総額×料率+固定額
海外へ売ったとき 海外決済手数料 日本のセラーは最大1.35%(売上が増えると割引)
受け取るとき 為替手数料 ドル→円に替えるときに差が出る
そのほか 広告・アップグレード等 任意。使わなければかからない
気をつけたい 追加落札手数料など 基準未達・規約違反のときのペナルティ

【大切なこと】

手数料の料率は改定されることがあります。この記事の数値は2026年8月時点でeBay公式を確認したものです。実際に出品する前に、必ずeBay公式で最新をご確認ください。

では、ひとつずつ流れに沿って見ていきましょう。

①【始めるとき】ストア手数料 ― 最初は無料でOK

「手数料」と聞いて身構えてしまうかもしれませんが、eBayはアカウント登録に初期費用がかからず、無料出品枠の中であれば無料で始められます。
ストア(有料プラン)は任意で、入らなくても販売はできます。

では、ストアは何のためにあるのか。
ひとことで言うと「出品数が増えてきた人が、割引と出品枠を得るためのもの」です。
プランを契約すると、次の2つが受けられます。

● 無料出品枠が増える(たくさん出品しても出品手数料がかからない)

● 出品手数料・落札手数料が割引になる

月額の目安は次のとおりです。(年間契約の場合/2026年8月時点・eBay公式)

プラン 月額(年間契約) こんな人に
ストアなし 0 USD/月 まず始めてみたい人
スターター 4.95 USD/月〜 少しずつ出品を増やす人
ベーシック 21.95 USD/月〜 月100品以上など、本格化する人
プレミアム 59.95 USD/月〜 出品数が多い専業に近い人
アンカー 299.95 USD/月〜 大規模セラー
エンタープライズ 2,999.95 USD/月〜 最大規模の法人セラー

初心者の方は、まず「ストアなし(無料)」で始めて大丈夫です。
出品数が増えて「無料枠が足りない」「落札手数料の割引が効いてきそう」と感じたタイミングで、ストアを検討すれば十分です。
この「入るべきかどうか」の考え方は、記事後半の「損しないためにできること」でも触れます。

出典:eBay公式「料金について」(2026年8月時点)

②【出品するとき】出品手数料(Insertion fee)― 無料枠あり

出品手数料は、商品を出品したときにかかる手数料です。
ただし、毎月250品までは「無料出品枠」があり、この範囲なら出品手数料はかかりません。(固定価格形式の場合)
多くの初心者の方は、まずこの無料枠の中で充分におさまります。

無料枠を超えた分は、1品ごとに手数料がかかります。
ストアに入ると、無料枠が増え、1品あたりの手数料も下がります。

プラン 毎月の無料出品枠(固定価格) 無料枠を超えた分(1品)
ストアなし 250品 $0.35
スターター 250品 $0.30
ベーシック 1,000品 $0.25
プレミアム 10,000品 $0.10
アンカー 25,000品 $0.05
エンタープライズ 100,000品 $0.05
【補足】無料出品枠まわりの細かい条件(オークション形式・指定カテゴリーなど)

上の表は固定価格形式の目安です。実際にはもう少し細かい条件があります。

● ベーシック以上では、指定カテゴリーとオークション形式で無料枠が別に設定されています。

● 一部のカテゴリー(例:楽器のギター&ベースなど)は出品手数料がかからない扱いがあります。

● 「無料出品枠」と「出品リミット」(出品できる上限数)は別物です。混同しないよう注意しましょう。

くわしくはeBay公式「料金について」をご確認ください。

出典:eBay公式「料金について」(2026年8月時点)

③【売れたとき】落札手数料(Final Value Fee/FVF)― ここが中核

落札手数料(FVF)は、商品が売れたときに1回だけかかる、eBay手数料の中心となる手数料です。
「手数料」と言われて多くの人がイメージするのが、この落札手数料です。
計算の仕組みはこうなっています。

落札手数料の計算式

落札手数料 = 売上総額 × カテゴリ別の料率 + 1取引ごとの固定手数料

ここで大事なのが「売上総額」の意味です。
売上総額には、商品価格だけでなく、バイヤーから受け取る送料も含まれます。
つまり、送料に対しても落札手数料がかかる、ということです。
この点は後述の「送料を安く見せる」では、手数料は減りません で重要になるので、覚えておいてください。

料率は改定されることがありますし、最終的な金額は売れたときに確定します。
まずは”だいたいの目安”として、出品前に手取りのイメージをつかんでおくのがおすすめです。
▶ eBay手数料・利益の計算ツールで、自分の商品の手数料計算をしてみる

「自分の商品だと何%?」の目安として、3つのカテゴリーの落札手数料をまとめました。

【この表の条件】

● 2026年8月時点で、eBay公式(eBay.com「Selling fees」)を確認した数字です。

● ストア契約なしの場合の率です。(ストア契約をすると、さらに少し安くなります)

● 表にあるのは「落札手数料(率)」だけです。実際には、これに海外決済手数料(日本のセラーは1.35%)、受け取り時の為替、手数料にかかる消費税などが関わります。「13%台で全部込み」ではありません。

よく扱うカテゴリー 落札手数料の率(ストアなし)
トレカ(ポケモンカードなど) 13.25%
カメラ 13.6%
フィギュア・おもちゃ 13.6%

いずれも、これに1取引ごとの固定手数料$0.40($10以下の取引は$0.30)が加わります。
トレカ(ポケモンカードなど)が多くのカテゴリーより少しだけ低い率なのは、ポケカから始める方にはうれしいポイントです。

なお、上の率は1商品あたりの売上総額が$7,500までのときの率です。
ポケカ・カメラ・フィギュアなど、ほとんどの取引はここに収まるので、基本はこの率で考えて大丈夫です。

【補足】1商品$7,500を超えるような高額品の場合

1商品あたりの売上総額が$7,500を超えた場合、その超えた部分の率は2.35%に下がります。(超えるほど率が高くなるわけではありません)

高額なブランド品や希少カードなどを扱う場合の参考にしてください。

例:$40のポケモンカードが1枚売れたら(ストアなし)

落札手数料 = $40 × 13.25% + $0.40 = 約$5.70
(送料を別に受け取る場合は、その送料分にも同じ率がかかります)

さらに海外決済手数料(1.35%)約$0.54 が加わって、eBayに引かれる手数料はおよそ$6.2になります。

受け取り時の為替や消費税は、次の「損しないためにできること」でくわしく触れます。

【ストアあり/なしの詳細な料率を見たい方へ】

ストア契約の有無による料率の違いは、eBay公式ページで確認できます。

eBay公式 落札手数料の詳細(ストア有無別の料率表)

eBay公式の以下のリンクで詳細が確認できます。

落札手数料詳細(ストア契約なしの場合)/落札手数料詳細(ストア契約ありの場合)(2026年8月時点)

④【海外へ売ったとき】海外決済手数料(International fee)

海外決済手数料は、日本に住所を登録しているセラーが、日本以外の国のバイヤーへ販売したときにかかる手数料です。
eBay輸出では販売先はほぼ海外なので、実質的に「売れたらかかる手数料」と考えておくとよいでしょう。

基本の料率は1.35%で、売上総額にもとづいて自動的に差し引かれます。
ただし、前々月の総売上が多いほど、料率が下がる「ボリュームディスカウント」があります。
(2026年8月時点・eBay公式)

前々月の総売上 海外決済手数料(日本のセラー)
〜$2,999.99 1.35%(基本)
$3,000〜$9,999.99 1.20%
$10,000〜$49,999.99 0.95%
$50,000〜$99,999.99 0.70%
$100,000以上 0.40%

※ セラーレベルが前月20日時点で「Below Standard」と評価された場合、ディスカウントは適用されません。また除外カテゴリなどの条件があります。

出典:eBay公式「料金について」(2026年8月時点)

⑤【受け取るとき】為替手数料 ― ドルを円に替えるとき

最後に、売上を受け取って日本円にするときにかかる為替の差です。
ここは「eBay側」と「受け取り側(Payoneer)」の2段階に分けて考えると分かりやすいです。

eBay側の為替手数料

米ドル以外で取引されるeBayサイトで商品が売れた場合、基準レートに3%の為替手数料(Seller currency conversion charge)が上乗せされたレートで米ドルに換算されます。(2026年8月時点・eBay公式)
日本のセラーが主に使うUSサイトで、ドルのまま受け取る場合は、通常この換算は発生しません。

受け取り側(Payoneer)の為替

日本のセラーは、eBayの売上をPayoneer(ペイオニア)で受け取るのが一般的です。
受け取ったドルを日本円に換金するとき、Payoneerは卸売の市場為替レートに、最大2%の為替手数料を上乗せしたレートを適用します。(2026年8月時点・Payoneer公式)
たとえば1,000ドルを円に替える場合、最大でおよそ20ドル分が為替コストとして差し引かれるイメージです。

この率も変わることがあります。

為替手数料の率やレートの決め方は改定される場合があります。最新の率は、Payoneer公式「Payoneerの為替レートについて」か、ログイン後のアカウント内「手数料」ページでご確認ください。なお、受け取ったドルをすぐ円に替えず、レートの良いタイミングまでドルのまま保有する、という付き合い方もあります。(この点は後半の「損しないためにできること」でも触れます)

出典:eBay側の為替=eBay公式「料金について」/Payoneerの為替=Payoneer公式「Payoneerの為替レートについて」(いずれも2026年8月時点)

受け取り・支払いの準備について(かんたんに)

eBayを始めるには、売上を受け取るためのペイオニア(Payoneer)登録や、eBayアカウントとの連携、手数料の支払い用のクレジットカード登録などの準備が必要です。
この準備の手順そのものは手数料とは別のテーマになるため、この記事では省略します。

▽ アカウント作成・ペイオニア連携のやり方はこちらのブログを参考にしてください。

⑥【そのほか】任意の手数料・気をつけたい手数料

ここまでが基本です。
以下は「使わなければかからないもの」や「気をつけていれば避けられるもの」なので、はじめは軽く知っておく程度で大丈夫です。

● 広告(Promoted Listings):商品を検索結果で目立たせるための任意の広告です。売れたときにだけ費用がかかる成果報酬型(General)と、クリック課金型(Priority)があります。→ くわしくは後半で

● 出品アップグレード機能:出品を目立たせるオプション機能を使ったときにかかる、任意の手数料です。

● 追加落札手数料:セラーのパフォーマンスがeBayの基準を下回ったり、eBay外での直接取引などポリシー違反があった場合に加算される手数料です。ふだん誠実に運用していれば、避けられます。→ くわしくは後半で

【さらに詳しく】そのほかの手数料(Dispute fee・クラシファイド広告・不動産・US以外のサイト)

● 支払い異議申し立て手数料(Dispute fee):バイヤーがPayment Disputeを開き、eBayのポリシーに照らしてセラーに責任があると判断された場合にかかります。

● クラシファイド・アド(Classified Ad)形式で出品する場合の手数料。

● 不動産(Real Estate)を出品する場合の手数料。

くわしくはeBay公式「料金について」をご確認ください。

【実践編】手数料でムダに損しないためにできること

ここからは、知っておくと手数料でムダに損をせずにすむ「考え方」と「気をつけたいこと」を、5つにしぼってお伝えします。
どれも特別なテクニックではなく、ふつうに誠実に取引していれば実践できることばかりです。

①「送料を安く見せる」では、手数料は減りません

手数料でムダに損しないために、まず知っておきたいのが「落札手数料(FVF)は、商品価格だけでなく、バイヤーから受け取る送料にもかかる」ということです。
ここを知らずに価格を決めていると、気づかないうちに手数料で損をしてしまいます。

商品を安く見せて、送料を高めに設定すればお得なのでは?

気持ちはわかるのですが、eBayの手数料の仕組み上、これでは手数料は減りません。
落札手数料は「商品価格+送料」の合計(売上総額)に対してかかるからです。

同じ「合計$40」を、2つの分け方で比べてみましょう。
(ポケカ=落札手数料13.25%・ストアなし・2026年8月時点で例示)

分け方 商品価格 送料 落札手数料の対象 落札手数料
A:商品を高め $36 $4 $40 $40×13.25%+$0.40=約$5.70
B:送料を高め $4 $36 $40 $40×13.25%+$0.40=約$5.70

ご覧のとおり、商品価格と送料をどう振り分けても、合計が同じなら落札手数料は同じです。
「送料に逃がす」節約はできない、ということですね。

むしろ送料を高くしすぎると、逆効果になることもあります。
送料が不自然に高い出品は、バイヤーに敬遠されやすいです。
手数料も減らないのに、売れにくくなる——いいことがありません。
送料は「実際にかかる送料に近い、素直な設定」が基本です。

ここでの結論

● 落札手数料は「商品価格+送料」の合計にかかる

● だから「送料を高く、商品を安く」しても手数料は減らない

● 価格は小細工で調整するより、合計でいくら受け取りたいかから逆算するのが正解

この「合計が同じなら手数料は同じ」という仕組みは、「送料無料」の設定にも使えます。
送料を商品価格に含めてしまい、表示上は「送料無料(Free shipping)」にする方法です。
かかる落札手数料は同じままで、バイヤーには『送料無料』が魅力的に映り、選ばれやすくなります。
手数料を増やさずに、売れやすさを少し足せる——覚えておくとお得な考え方です。

「では、合計いくらに設定すればいいの?」
その手取りの逆算は、下の計算ツールで”目安”をつかむのが早いです。
最終的な金額は売れたときに確定しますが、出品前にイメージを持っておくと、価格づけで迷いません。

▶ eBay手数料・利益の計算ツールで、自分の商品の手取りの”目安”を見てみる

②「eBay手数料の消費税10%」も、価格に入れておく

もうひとつ、見落とされがちなのが日本の消費税(10%)です。
日本にお住まいのセラーは、eBayに払う手数料に対して10%の消費税がかかります。
ここで大事なのは、「売上の10%」ではなく「”手数料”の10%」だということ。
ここを取り違えると、実際よりずっと大きく見えて不安になってしまうので、正確におさえておきましょう。

消費税10%がかかるのは「手数料」に対してです。(売上ではありません)
eBay公式の請求書(Payments > Reports > Tax invoice)にも、「消費税の課税対象となる”手数料”の合計」と「その10%の消費税額(JCT at 10%)」という形で記載されています。
落札手数料・出品手数料・ストア手数料などの手数料に対して、10%が上乗せされる、と考えてください。

①で使った$40のポケモンカードの例で、規模感を見てみましょう。

例:$40のポケモンカードが1枚売れたら(ストアなし・無料出品枠)

・落札手数料 = 約$5.70
・海外決済手数料(1.35%)= 約$0.54
→ eBay手数料の合計 = およそ$6.24

この手数料$6.24に対して消費税10% = 約$0.62
※「売上$40の10%($4)」ではありません。あくまで”手数料”にかかる分です。

このように、消費税は「利益がごっそり10%減る」ものではなく、「手数料に少し上乗せされる」イメージです。
とはいえ、塵も積もれば利益に効いてきます。
価格を決めるときは、「手数料」+「その手数料にかかる消費税10%」まで見込んでおくと、あとで「思ったより手取りが少ない」とならずに済みます。

【補足】この消費税は「還付」の対象になり得ます(条件あり)

eBay手数料にかかったこの消費税は、確定申告で還付の対象になり得ます。ただし、還付を受けられるかどうかや手続きは、適格請求書発行事業者の登録(インボイス制度)など、いくつかの条件によって変わります。

ひとつだけ大切な注意です。この還付は誰でも自動で受けられるわけではありません。消費税の還付を受けられるのは、原則として「課税事業者」です。売上がまだ小さく「免税事業者」(消費税の納税義務が免除されている事業者)の場合は、そもそも還付の対象にならないことがあります。自分がどちらに当たるかによって変わるので、「必ず戻ってくる」と思い込まず、まずはご自身の状況を確認してください。

税金の扱いは人によって状況が異なります。正確なところは、国税庁の情報でご確認ください。(詳細は国税庁タックスアンサー「No.6551 輸出取引の免税」をご覧ください。)

出典:eBay公式 請求書(Payments > Reports > Tax invoice)の消費税項目(Total taxable amount at 10%/JCT at 10%)を2026年8月時点で確認。税制・還付の詳細は国税庁でご確認ください。

③「知らないと損する」追加の手数料を避ける

ここまでは「どんな手数料が、いくらかかるか」の話でした。
最後にもうひとつ、知らないうちに手数料が”上乗せ”されてしまうケースをお伝えします。
ここは知っておくだけで避けられるので、力を抜いて読んでください。

eBayでは、セラーの取引の状態がよくないと、通常の落札手数料に追加の落札手数料が上乗せされることがあります。
その主な原因になるのが、「Below Standard(基準を下回る)」という評価です。

Below Standard とは?

eBayはセラーを取引の質で評価していて、いちばん下のランクが「Below Standard」です。ここに該当すると、手数料の面で次のような上乗せがあります。

● Below Standard と評価されると、通常の落札手数料に+6%が上乗せ

● その状態が4か月以上続くと、+7%に増加

● 「Item not as described(説明と違う)」による返品リクエストの割合がVery Highと評価されると、対象カテゴリーで+5%(続くと+6%)

(2026年8月時点・eBay公式)

数字だけ見ると身構えてしまうかもしれませんが、これは”ふつうに誠実に取引していれば、まず該当しない”ものです。
逆に言えば、避けるためにやることはとてもシンプル。
次の4つを心がけるだけで大丈夫です。

追加手数料を避ける、4つの心がけ

① 発送は、決めた期日(ハンドリングタイム)内に:発送の遅れを防ぐ

② 商品説明と写真は、正直に・正確に:「思ってたのと違う」を防ぐ

③ 追跡番号をつけて発送する:「届かない」トラブルに備える

④ 困ったら、早めに・誠実に対応する:こじれる前に解決する

どれも、特別なテクニックではありません。
「買ってくれた人に、気持ちよく取引してもらう」——それを普通にやっていれば、自然と避けられるものばかりです。
「なんだ、そんなことでいいのか」と、力を抜いてもらって大丈夫です。

そして、ここがいちばん伝えたいところです。
誠実な運用は、追加手数料を避ける”守り”になるだけではありません。
前の章で紹介した海外決済手数料の割引(ボリュームディスカウント)も、Below Standard になると止まってしまいます。
つまり、ふつうに誠実に取引を続けることが、そのまま”手数料で損しない”いちばんの近道なんです。
守りであると同時に、得でもある。過剰に怖がる必要はありません。
いつもの誠実な取引を、そのまま続けていきましょう。

【補足】自分の評価はどこで確認できる?

自分の現在のセラーレベルや、返品・遅延などの指標は、eBayのSeller Hubで確認できます。(Performance>Seller level/Service metrics など)ふだんから時々のぞいて、大きく崩れていないかだけ見ておくと安心です。

数値の細かい基準や最新の扱いは変わることがあるため、eBay公式のSelling feesや Seller Hub の表示でご確認ください。

出典:eBay公式 eBay.com「Selling fees」(Additional final value fees)を2026年8月時点で確認。基準・料率は改定される場合があります。

④ 為替は「深追いしすぎない」でOK

受け取ったドルを日本円に替えるときの為替も、手取りに関わってきます。
ただ、為替レートは毎日動くもので、素人が読み切るのは難しいもの。
ムリに「いちばん得なタイミング」を狙おうとして、かえって振り回されてしまうこともあります。

基本の考え方はシンプルで、「急いで円に替える必要がなければ、ドルのまま持っておき、レートが良いと感じたときに替える」くらいの、ゆるい付き合い方で充分です。
為替の細かい仕組み(eBay側の換算・Payoneerの為替手数料)は、この記事の前半でくわしく解説しています。

▶ 為替のしくみをくわしく見る → この記事の「⑤ 為替手数料 ― ドルを円に替えるとき」へ移動

⑤ 広告(Promoted Listings)は「使わなくてもOK」

eBayには、商品を検索結果で目立たせる広告(Promoted Listings)があります。
ただ、これはあくまで任意。
使わなくても販売はできますし、はじめのうちは無理に使わなくて大丈夫です。
「手数料で損したくない」という今回のテーマでいえば、まずは使わない、が安全な入口です。

【もう少し詳しく】広告(Promoted Listings)の仕組みと注意点

そもそも、広告は最初から誰でも使えるわけではありません。Promoted Listings の利用には「一定の販売実績があり、アカウントがアクティブであること」などの条件があります。条件を満たしていないと、Seller Hub の広告(Advertising)ページを開いても、キャンペーンを作成するボタンが表示されません。しかも、その”一定”が具体的に何件・いくらなのかはeBayから明確には公表されていません。そのため、自分が使えるかどうかは、Seller Hub の広告ページで実際に確認するのがいちばん確実です。(ボタンが出れば使える、出なければまだ条件を満たしていない、という判断ができます)

広告には、大きく2種類あります。

● Promoted Listings General:成果報酬型(商品が売れたときにだけ広告費がかかるタイプ)売れなければ広告費はかからないので、初心者はまずこちらがおすすめです。広告費は、自分で設定した広告率(%)に応じて差し引かれます。

● Promoted Listings Priority:クリック課金型(CPC)クリックされるたびに費用がかかり、検索結果の上位枠などを狙える一方、予算管理やキーワード設定など、やや上級者向けです。

どちらも、広告率や入札を高くしすぎると、そのぶん手取りが減ります。「手数料で損したくない」という観点では、使えるようになってから、Generalを低めの率で試すくらいが安心です。慣れてきて「もっと露出を増やしたい」と感じてから、少しずつ活用すれば十分です。

広告の種類・利用条件・費用の扱いは変わることがあります。利用可否や最新の仕様は、Seller Hub の広告ページおよびeBay公式でご確認ください。

まとめ|eBayの手数料は「知っていれば」怖くない

おつかれさまでした。
eBayの手数料は種類が多くて最初は身構えますが、お金の流れに沿って見れば、そんなに難しくありません。
最後に、全体をぎゅっと振り返っておきましょう。

手数料の全体像(お金の流れ)

● 始めるとき:ストア手数料 … 任意。最初は無料でOK

● 出品するとき:出品手数料 … 毎月250品まで無料枠

● 売れたとき:落札手数料(FVF) … 手数料の中核(トレカ13.25%/カメラ・フィギュア13.6%+$0.40)

● 海外へ売ったとき:海外決済手数料 … 日本のセラーは1.35%(売上が増えると割引)

● 受け取るとき:為替 … ドル→円に替えるときに差が出る

※数値は2026年8月時点・eBay公式で確認。料率は改定されることがあります。

そして、「手数料でムダに損しない」ために大切なのは、次の5つでした。

● 送料に逃がしても手数料は減らない。落札手数料は「商品価格+送料」の合計にかかる。価格は合計から逆算しよう。(送料込みの「送料無料」は、手数料そのままで売れやすくなるので有効)

● 消費税10%は「手数料」にかかる。(売上ではない)価格には手数料+その消費税まで見込んでおく。還付の道もあるが、課税事業者かどうかで変わる。

● 追加の落札手数料は、ふつうに誠実にやっていれば避けられる。期日内の発送・正確な説明・追跡番号・早めの対応。誠実さは”守り”であり、割引も守れる”得”でもある。

● 為替は深追いしない。急がなければドルで持ち、良いときに替えるくらいでOK。

● 広告は、まずは使わなくてOK。使えるようになったら、Generalを低めの率で。

とくに誤解しやすい、つまずきポイント3つ

① 「送料を高く・商品を安く」しても手数料は減りません。(合計にかかるため)

② 消費税10%は”売上”ではなく”手数料”にかかります。「利益が10%消える」ではありません。

③ 広告は最初から誰でも使えるわけではありません。(利用条件があり、数値は非公開。使えるかはSeller Hubで確認)

手数料は「知らないと不安、知っていれば怖くない」もの。
まずは下の計算ツールで、自分の商品の手取りの”目安”をつかんでみてください。
最終的な金額は売れたときに確定しますが、出品前にイメージを持てれば、価格づけで迷いません。

▶ eBay手数料・利益の計算ツールで、自分の商品の手取りの”目安”を見てみる

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
手数料の全体像がつかめたら、あとは実際に1つ出品してみるのが、いちばんの近道です。
あなたのeBay輸出が、気持ちよくスタートできますように。

不安や、分からないこともあると思います。
お気軽にお問合せください。
一緒に考えていきましょう!
今回、掲載した以外にも eBay に関してYouTube で解説しています。
よろしかったら、参考になさってください。
興味を持っていただけたら、チャンネル登録をお願いします。
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質問等ありましたら、コメント欄にお気軽にどうぞ。

今後も、最新情報をお伝えしていきます。

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