eBay禁止品・送れないもの【保存版】売る人・買う人必読!
eBay には世界中から商品が集まりますが、その中には出品できない物・日本に届かない物・そもそも飛行機に載せられない物があります。
知らずに触れてしまうと、アカウントを失ったり、お金と時間を無駄にしたりすることがあります。
でも、心配しすぎなくて大丈夫。
どんな物が引っかかるのかを知っておけば、たいていは避けられます。
① eBayのルール:出品できる?
② 国の法律:輸出入できる?
③ 配送会社のルール:飛行機に載せられる?
この3つを、売る人・買う人の目線で解説していきます。
読み終わるころには、「これ大丈夫かな…」と迷ったときに、自分で確認して判断できるようになっているはずです。
*パソコンの方はワンクリックでブログ内の画像が拡大できます。
まず結論:売る人と買う人で「気をつける理由」が違う
同じ「禁止品」の話でも、売る人と買う人とでは、心配することがまったく違います。
売る人の不安「アカウントを失うこと」:出品のとき
禁止されている物を出品すると、その商品が消されるだけでなく、アカウントの停止(サスペンド)につながることがあります。サスペンドとは、eBay のアカウントが止められて、売ることも買うこともできなくなる状態のこと。積み上げた評価も、これから売れるはずだった売上も、一度に失いかねません。
買う人の不安「お金と時間を失うこと」:買ってから届くまで
日本に持ち込めない物を買ってしまうと、税関で止まって手元に届きません。届くのを待った時間も、支払ったお金も、取り戻すには手間がかかります。
引っかかる場所は、3つ
ポイントはチェックされる場所が3つあるということです。
eBay で出品、購入できても、日本と相手国の法律で止まることがあります。
法律をクリアしても、配送会社が引き受けてくれないこともあります。
どこか一つでも引っかかれば、その取引は成立しません。
同じ商品が何度も出てくるのは、このためです。
たとえば象牙の製品は、eBay のポリシーでも、国の法律でも確認が必要になります。
この記事は、上の図の3つの壁を、売る人・買う人・両方の目線で、4つの章で解説しています。
気になるところから、読んでいただけます。
ちなみに、買う人が売る人の章を読んでも損はありません。
「なぜこれは出品できないのか」を知っていると、怪しい出品を見抜く目にもなります。
時間があれば、両方に目を通してみてくださいね。
【売る人】出品するとアカウントが危ない物
まずは売る人、販売側の章です。
「eBay」→「日本の法律」→「相手国のルール」という流れに沿ってお伝えしていきます。
出品するとき:eBay のルール
出品する前に「これ、大丈夫かな」と迷ったことがある方は、その感覚を大事にしてください。
その一瞬の迷いが、アカウントを守ってくれることがあります。
eBay で禁止されている物を出品してしまうと、その商品が消されるだけでは済まないことがあります。
eBay の公式ポリシーには、違反したときの対応がはっきり書かれています。
● 出品のキャンセル… 出した商品が消される
● アカウント権限の制限… 出品や購入ができなくなる
● アカウントの停止… いわゆるサスペンド
● 手数料の没収… キャンセルされた出品にかかった費用は戻らない
出典:eBay公式「eBayセラーポリシー概要(eBayで販売可能商品、および禁止商品)」
積み上げてきた評価も、これから売れるはずだった売上も、一度に失うことになりかねません。
だからこそ、出品する前のひと手間が効いてきます。
出品禁止かどうかは eBay 公式の出品禁止商品リストで確認できます。
一部抜粋ですが、以下のように項目ごとになっています。
出典:eBay公式「eBayにおける出品禁止商品リスト」(2026年9月時点)
*この「eBayにおける出品禁止商品リスト」には他の国(イギリス ebay.co.uk・オーストラリア ebay.com.au)の eBayサイトの出品禁止商品リンクも案内されています。
禁止・制限の内容もサイトによって少しずつ違います。
出品するサイトのポリシーをあらためて確認しておくと安心です。
「完全に禁止」と「条件つきなら OK」の2つがある
ここは、意外と見落とされやすいところです。
eBay のルールには、2つの段階があります。
禁止(Prohibited)=どんな条件でも出せない
麻薬、武器、偽造品など。出品した時点でポリシー違反になります。
制限(Restricted)=条件を満たせば出せる
アルコールや一部の食品など、eBay の承認を受けたり、決められた条件を守れば出品できるものです。
つまり「禁止リストに載っていないから大丈夫」とは限らない、ということ。
制限つきの商品は、その条件を一つずつ確認する必要があります。
はじめのうちは、制限のあるカテゴリには手を出さないのが無難です。
条件を読み違えるリスクを、そもそも作らないほうが安全だからです。
いちばん多いつまずき:偽物・ブランドの無断使用
売る人がアカウントを失う原因で、とくに多いのが知的財産に関する違反です。
知的財産とは、ブランド名やロゴ、キャラクター、写真、音楽など、誰かが権利を持っているもののこと。
eBay には、知的財産保護プログラム(VeRO)という仕組みがあります。
ブランドや著作権を持つ権利者が、自分の権利を侵害している出品を eBay に報告できる制度です。
たとえば偽ブランド品にそのブランドのロゴを使って出品すると、権利者から削除の依頼が入ります。
とくに気をつけたいのは、次のようなものです。
● コピー品・レプリカ… 本物と偽らなくても違反になります
● キャラクターの無断使用… 絵や写真を使った商品・自作グッズ
● 他社のロゴ・公式画像… 商品説明や画像に無断で使うこと
出典:eBay公式「知的財産保護プログラム(VeRO)」
仕入れた本人が偽物と気づいていなくても、出品した責任は売る人にあります。
「知らなかった」は通用しないので、本物かどうかに少しでも不安が残る物は、出品しないのがいちばん安全です。
“疑われるようなものは出さない”という考え方
判断に迷うのは、はっきり禁止と書かれていないグレーな物です。
たとえば、忍者もののアニメや漫画に登場する手裏剣のレプリカ。
本物の武器ではありませんが、武器の形をしています。
同じように、モデルガンや模造刀といった「武器のかたちをしたもの」も、本物でなくても対象になります。
出せるかどうかを細かく調べる前に、疑われる余地があるものは避けておく。
ここは攻めるより、守りの姿勢で。
わからないものは触らない、と考えておけば大きな失敗は避けられます。
日本では普通なのに、引っかかりやすい物
麻薬や盗品、拳銃といった物が禁止なのは、あらためて言うまでもありません。
本当に気をつけたいのは、日本では普通に売られているのに、eBay では引っかかる物です。
以下は、日本と eBay で扱いが違う商品の一部です。
条件によっては OK となる場合もあるようです。
| 商品の例 | ひとこと |
| 使用済みの化粧品 | フリマ感覚だと見落としがち。eBayでは禁止 |
| 下着・靴下 | 新品でも禁止。上半身のアンダーウェアは対象外 |
| モデルガン・模造刀 | 本物でなくても対象。配送会社でも止まる |
| 古いコイン・紙幣 | 鑑定済みなら流通。未鑑定は避けるのが無難 |
| 食品・お菓子 | 中身や賞味期限で変わる。相手国の検疫でも止まる |
| トレーディングカード | 国によっては賭博品とみなされる。送り先の国ごとに確認 |
その他、香水やバッテリーは配送の章で。
象牙やローズウッド(高級木材の一種)を使った楽器はワシントン条約の章でくわしくお伝えします。
ルールは変わることがあり、商品の状態や送り先の国によっても判断が分かれます。
実際に出品する前に、かならず下記の公式ページでご確認ください。
出典:eBay公式「eBayにおける出品禁止商品リスト」(2026年9月時点)
ここまで eBay のルールに沿ってお話をしてきました。
ですが、確認する場所は eBay だけではありません。
日本から海外へ送る以上、次は日本の法律、そして相手国の輸入ルールがかかわってきます。
ここからは、日本の法律についてお伝えしていきます。
日本から出すとき:日本の法律
ここは見落とされがちですが、とても大切なところです。
日本から海外へ物を送る行為そのものに、日本の法律が関わってきます。
日本の法律で禁止されていれば、eBayで出品できても送れないということ。
そして、そのときの責任は売った本人が負うことになります。
出す時点でダメな物(完全禁止)
日本には、海外へ出すこと自体が禁止されている物があります。
これは関税法という法律で決められていて、出そうとした時点で違反になります。

出典:税関「輸出入禁止・規制品目」(関税法第69条の2/2026年9月時点)
代表的なのは、次のようなものです。
● 麻薬・覚醒剤・大麻など… 説明するまでもなく、扱ってはいけないものです
● 偽ブランド品・海賊版… 商標や著作権を侵害する物。日本から出すことも禁止されています
とくに気をつけたいのが、2つ目の偽ブランド品です。
eBay のルール「偽物・ブランドの無断使用」でもお伝えしましたが、日本の法律でも禁止されています。
手続きをすれば出せる物(許可・承認)
いっぽう、出すこと自体は禁止されていなくても、許可や承認が必要な物があります。
手続きを踏めば出せますが、それをせずに送ると違反になります。
eBay のルールに「禁止」と「制限」があったのと、同じ考え方です。
代表的なのは、次のようなものです。
● 象牙・ローズウッドなど… 絶滅のおそれがある動植物に関わる物。
ワシントン条約の章でくわしくお伝えします。
● 軍用に使われる物… 兵器や、その関連部品・素材など。
外為法(がいためほう)という法律で、輸出に許可が必要です。
外為法(正式には「外国為替及び外国貿易法」)は、海外との取引を扱う法律です。安全保障にかかわる物などは、許可がないと輸出できません。日用品を扱う場合はそれほど意識する必要はありません。
ただ、扱うジャンルを広げていくときには、頭の片隅に置いておきましょう。
相手の国に届くとき:相手国のルール
日本で問題なく出せた物でも、相手の国が輸入を認めていなければ、税関でストップがかかります。
そうなると、荷物が返ってきたり没収されたりして、送料や商品だけでなく、信用や時間も失うことになります。
とはいえ、身構えなくて大丈夫です。
相手の国のルールも、基本的にはこれまで見てきたことと同じ発想です。
危ない物は禁止、条件つきの物は手続きがいる。
どの国も、この骨組みは共通です。
送り先の国が決まったら、その国が何を制限しているかはJETRO(日本貿易振興機構)のサイトで調べられます。
JETRO:国・地域別に見るから、下の画像のように国名を入れて検索するだけです。
アメリカ宛ては、いま特に注意
2025年からのアメリカの関税政策の影響で、アメリカ宛ての関税や発送のルールが大きく変わり、今も動いています。
日本郵便が一時停止・再開をするなど、送り方によって手続きも変わります。
アメリカへ送るときは、送る前に日本郵便のアメリカ合衆国あての最新情報を確認しておきましょう。
【買う人】日本に届かない・使ってはいけない物
次は買う人、購入側の章です。
注文したものが届くのを待っている時間は、ワクワクしますね。
でも「海外から」となると、それだけで少し不安になるかもしれません。
国をまたいで、日本に渡ってくるのですから。
でも、引っかかりやすい物には傾向があります。
買う前に知っておけば、たいていは避けられます。
国が輸入を禁止しているもの(完全禁止)
まず、日本に持ち込むこと自体が禁止されている物があります。
関税法で「輸入してはいけない」と定められた物です。
(売る人の章で見た「出す時点でダメな物(完全禁止)」と同じ考え方です。)
● 社会や人の命を脅かすもの(麻薬・ピストルなど)
● お金や権利をだましとるもの(ニセ札・偽ブランド品など)
● 社会のモラルや子供を傷つけるもの(児童ポルノなど)
出典:税関「輸出入禁止・規制品目」(関税法第69条の11/2026年9月時点)
手続き・検疫が要る物
輸入禁止品の次は、輸入するのに手続きが必要だったり規制があるものを見ていきましょう。
これは、「日本の環境やあなたの健康を損なうおそれがあるものに、国が条件付きで許可を出している」と考えてください。
環境を守るための検疫
まず、環境を守るための検疫には、2つあります。
● 動物検疫 … 海外の家畜の伝染病(ウイルスなど)が、日本の動物や人に広がるのを防ぐため
● 植物検疫 … 海外の害虫や植物の病気が、日本の農業や自然を荒らすのを防ぐため
| 種類 | 検疫がかかる物の例 |
| 肉・肉製品 | ジャーキー、ハム、ソーセージ、サラミなど |
| 果物・野菜・植物 | 種、苗、多肉植物、ドライフラワーなど |
これらは、検査や証明書がそろっていないと税関で止められます。
知らずに買うと、届かないだけでなくそのまま処分されてしまうこともあります。
気になる物は、買う前に下の公式ページで確認しておくと安心です。
出典:動物検疫所「国際郵便でも肉製品等の持ち込みは制限されています」/植物防疫所:郵便物(国際郵便物での植物類の輸入について)
健康を守るための規制
続いて、あなたの健康を守るための規制です。
海外の薬やサプリ、化粧品には、数量や成分にルールがあります。
自分で使う分でも、一度に買える数量には制限があります。
そして数量だけでなく、成分によっては、量を減らしても個人での輸入が認められていない物があります。
気をつけたいのは、見た目は本物そっくりでも、中身がまったく違う物があること。
そして、海外から個人で取り寄せた物は、副作用などのトラブルが起きても自己責任になってしまいます。
体に関わる物だからこそ、「少しだけなら」と軽く考えず、気になる物は買う前に厚生労働省のページで確認しておきましょう。
出典:厚生労働省「医薬品等を海外から購入しようとされる方へ」
刀剣や銃などの武器
刀剣や銃などの武器は、さきほどの「国が輸入を禁止しているもの」でも触れましたね。
本物はもちろん輸入できません。
そして本物でなくても、人を傷つけたり犯罪に使えたりする物は、規制の対象になることがあります。
逆に、そうした心配のない、見て楽しむための飾りものであれば問題ないことが多いです。
海外のゲームやアニメに出てくるレプリカなども、この「人を傷つけられるかどうか」で見当がつきます。
象牙・べっ甲などの製品
また、象牙やべっ甲を使った物は、絶滅のおそれがある動植物を守る「ワシントン条約」の対象です。
買う側も、日本に持ち込めるかどうかを確認する必要があります。
くわしくは、あとのワシントン条約の章でお伝えします。
“知らずに偽物”を避けるには
偽ブランド品は、さきほどの「国が輸入を禁止しているもの」で見たとおり、税関で止まって届きません。
こわいのは、「知らずに買ってしまう」こと。
本物だと思って買ったのに、偽物であれば税関で止められてしまいます。
自分で使うために買った場合、個人が逮捕されることは今のところないようです。
とはいえ、商品は手元に届かず、税関からの書類だけが届く。
お金も時間も戻ってきません。
出品ページで、見極める
偽物を見抜くコツは、「商品」と「相手(セラー)」の両方を見ることです。
eBay では、そのどちらも、出品ページで確かめられます。
● 値段… 相場より極端に安いものは、まず疑う
● 商品説明… あいまいでないか、写真が使い回しに見えないか
● セラーの評価… 良い評価の割合が高く、取引数が充分にあるか
気になるところがあれば、買う前にセラーへ質問してみましょう。
そして、少しでも引っかかったら、そのセラーからは買わない。
eBay には、同じ商品を扱うセラーがたくさんいます。
安心して買える相手を、選び直せばいいだけです。
セラーの評価の見方など、もっと具体的な見分け方は、別の記事「eBay 購入方法【買い方ガイド】」の「信頼できるセラーから買おう」の項目でくわしく解説しています。あわせて参考にしてみてください。
もし説明と違う物が届いたら
出品ページをよく見て買っても、届いてみたら「あれ、違うんじゃない?」ということは、起こりえます。
写真と違うものが届いた、届いたら壊れていた——そんなときのために、eBay には返金保証(eBay Money Back Guarantee)という仕組みがあります。
商品が届かない、説明と大きく違う、といった場合に、返金を受けられることがあります。
ただし、無条件ではありません。期限内に手続きするなど、条件があります。いざというときは、公式の案内で条件を確認しましょう。
返金保証の条件や対象は、eBay公式で確認できます。
eBay公式「返金保護プログラム〜eBayマネーバック・ギャランティー〜」
ケースの開き方や返品の疑問など、買う人向けのくわしい解説はこちら。
別の記事「eBay 購入方法【買い方ガイド】」の「もしものときは”返金保証”があるから安心」の項目
買う前は、出品ページで見極めて防ぐ。
それでも「説明と違う」物が届いたら、返金保証で取り戻す。
この2つを知っておけば、必要以上に怖がることはありません。
安心して、お買い物を楽しんでくださいね。
届くけど、買う前にチェックしたいもの
ここまでは、税関で止まって「届かない」物の話でした。
最後は、届くけれど、買う前にチェックしておきたい物です。
海外の Wi-Fi 機器やスマホ、トランシーバー、ワイヤレスイヤホンなど、電波を出す機器です。
こうした機器を日本で使うには、技適マーク(技術基準適合マーク)が必要です。
これは、その機器が日本の電波のルールに合っていることを示す印で、電波の混信を防ぐために定められています。
海外で売られている機器には、この技適マークが付いていないものがあります。
マークのない機器を日本で使うと、電波法に触れてしまうことがあります。
ここで役に立つのが、eBay の商品画像です。
eBay の出品ページには、商品写真が載っています。
技適マークの形を知っておけば、その写真の中に「マークがあるかどうか」を、買う前に確かめられます。
技適マークは、下の画像のような形です。
時代によって少し変わっていて、古い機器には旧タイプが付いていることもありますが、どちらも有効です。

出典:総務省 電波利用ポータル
写真で見当たらないときは、出品者に「技適マークはありますか?」と質問してみましょう。
それでもはっきりしなければ、無理に買わないでおくのが安全です。
【両方】ワシントン条約に関わる物
ここは、買う人・売る人どちらにも関わります。
特定の物の、国境を越える荷物のやりとりには、ワシントン条約という特別なルールがかかるからです。
絶滅のおそれがある野生の動植物を守るために、国をまたぐ(国境を越える)取引を制限する国際的な取り決めです。
正式には「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」といいます。
「絶滅のおそれがある野生の動植物」とはどんなものでしょうか?
例えば、ギターやアクセサリー、古い眼鏡や着物の小物、など。
一見ふつうの、こうした物が素材によっては「売れない・買えない」ことになります。
しかも、知らずに扱ってしまいやすいのが、このジャンルの怖いところ。
気づかないうちに引っかかってしまわないように、解説していきます。
意外と身近な、対象になりやすい物
ここからは、国内で持っている・使っているぶんには問題ないけれど、国境を越えて売り買いするときに注意したいものをお伝えしていきます。
素材が「絶滅のおそれがある野生の動植物」で、できているものはワシントン条約によって規制されています。
● 象牙(象の牙)… 印鑑、装飾品、古い楽器の部品など
● べっ甲(ウミガメの甲羅)… 眼鏡フレーム、アクセサリー、和装小物など
● ワニ革・ヘビ革… バッグ、ベルト、財布、靴など
● ローズウッド(高級木材の一種)… ギター・ベースの指板や本体など
古い物の整理をしていて出てきた、というケースが多いのがこのジャンルです。
祖父母の代から家にあった印鑑や眼鏡が、実は対象だった——ということも起こります。
「絶対にダメ」ではなく「条件を満たせば取引できる」
ここが、この条約を理解するうえで大事なところです。
ワシントン条約は、対象の種類を附属書(ふぞくしょ)という一覧で3段階に分けています。
商業目的の取引が原則できないものもあれば、許可証があれば取引できるものもあります。
| どんな生き物? | 売り買いのルール | |
| 附属書 I | すでに絶滅しそうな、一番あぶない生き物 | 商業目的の取引は、原則として絶対に禁止 |
| 附属書 II | 今は大丈夫だけど、取引を厳しくしないと絶滅しそうな生き物 | 輸出する国の特別な許可書があれば取引できる |
| 附属書 III | 特定の国が「自分の国の大切な生き物を守るために協力して!」と頼んだ生き物 | その国から輸出するときに許可書が必要 |
正しく手続きをすれば取引できる物もあります。
禁止品を知ることは、「これはダメ」を覚えることだけではありません。
ルールが分かれば、安心して売買ができます。
迷ったら、必ず公式で確認を
対象になるかどうかは、素材の種類・製品の形・作られた時期などによって変わります。
見た目だけでは判断できないことも多いので、扱う前に確認するのが確実です。
経済産業省の公式ページで、規制の対象かどうかを調べられます。
この公式ページでは、目的に合わせて調べられる案内が用意されています。
ページを下にスクロールすると、次のような「知りたいカテゴリ」が出てきます。
なお、売り買いには、日本と相手国、両方の国の確認が必要です。
日本側だけ大丈夫でも、取引はできません。
【両方】配送会社で運べない物
ここも買う人・売る人どちらにも関わります。
eBay で出品できて、日本にも輸入できる。それでも運べない物があります。
航空便の場合、飛行機に載せられない物は、配送会社が引き受けてくれないからです。
売る人にとっては「売れたのに送れずキャンセル」、買う人にとっては「買ったのに届かない」。
どちらも避けたいので、先に押さえておきましょう。
危険物は、どの航空会社でも送れません
飛行機の安全に関わる危険物は、日本郵便・DHL・FedEx など、どの配送手段でも共通して引き受けてもらえません。
意外な日用品が「危険物」に入っているので、確認しておきましょう。
| 分類 | 具体例 |
| 引火する液体 | 香水・アロマオイル・マニキュア・除光液・ライター用オイルなど |
| 高圧ガス・スプレー | スプレー缶・制汗スプレー・カセットボンベ・ライターなど |
| 火をつける物 | 花火・マッチ・クラッカーなど |
| その他 | 農薬・殺虫剤・磁力の強い磁石・生き物・生鮮食品など |
危険物の分類は細かく、商品や送り先によっても変わります。
送る前・買う前に、各社の公式ページでご確認ください。
参考:日本郵便「国際郵便として送れないもの」
DHL「禁止品・制限品ガイド」
FedEx「発送できない品目」(2026年9月時点)
売る人が使える配送手段に、eBay 公式の SpeedPAK(スピードパック)があります。これは Orange Connex という会社が、大手の配送会社をまとめて手配してくれる仕組みです。
● 複数の会社を束ねているぶん、禁止品や電池の条件は厳しめに見ておくと安心です
● 送れるかどうかは品目と宛先の国ごとに決まっています
● どの会社で運ぶかは選べません(最適なルートが自動で選ばれます)
迷ったら、出品する前に Orange Connex の公式で品目と国を確認しておきましょう。売れたあとで送れないと分かると、キャンセルするしかなくなってしまいます。
いちばん引っかかりやすい「リチウム電池」
カメラ・ゲーム機・ワイヤレスイヤホンなど、充電池が入った商品はとても多いです。
ここは買う人も売る人もつまずきやすいので、しっかり押さえておきましょう。
リチウム電池は、「送り方(機器に入れるか、別にするか)」や「配送会社」によって、送れる・送れないが変わります。
モバイルバッテリーのように電池だけの物は、原則どの会社でも送れません。
くわしい送り方や、配送4社ごとの違いは、この記事にまとめています。
大きさと重さにも上限があります
危険物でなくても、大きすぎる・重すぎる物は送る手段がありません。
代表的な3社の上限と、禁止品をまとめました。
| 配送手段 | 重さの目安 |
| 日本郵便(EMS など) | 最大30kg程度(宛先の国で異なる) |
| DHL | 1梱包あたり70kg程度 |
| FedEx | 最大68kg程度・最長辺274cm程度 |
上の数値は目安です。(2026年9月時点)
重量・サイズの上限は、宛先の国やサービスの種類によって変わります。
各社の公式ページは、危険物のところにまとめてあります。
この次の確認先リストにも載っています。
【保存版】確認先リスト
この記事で紹介した「確認先」を、一覧にまとめました。
禁止品は変わることもありますが、「どこで確認すればいいか」を知っていれば、いつでも自分で調べられます。
迷ったとき・困ったときは、ここに戻ってきてください。
| 調べたいこと | 確認先 |
| eBayで出品できるか | 「eBayにおける出品禁止商品リスト」 |
| 日本から出せるか 日本に入れられるか |
税関:輸出入禁止・規制品目 |
| 条約の対象かどうか | 経済産業省:ワシントン条約(CITES) |
| 飛行機で運べるか | 日本郵便/DHL/FedEx |
| 相手国で受け取れるか | JETRO:国・地域別の輸入規制 |
迷ったときは、どうする?
ここまで読んで、こう思った方もいるかもしれません。
そうですよね。
むしろ、ルールに名前が書かれていない物のほうが、ずっと多いんです。
「ルールに書いていない=OK」ではありません。
だからこそ、「一つずつ覚える」のではなく「考え方」を持っておくと、迷わずに済みます。
迷ったら手を出さない
ここまで見てきたように、リストに名前がなくても、調べれば判断できる物は多くあります。
(先ほどお伝えした確認先リストを活用してくださいね)
でも、調べてもはっきりしない物もあります。
「これって大丈夫かな」と迷った時点で、その物に何かしら引っかかる要素をあなたが感じたということ。
飛行機に載せられるかな、税関は大丈夫かな、と心配しながらの販売や購入はストレスですね。
迷ったら出さない、買わない。これがいちばん確実な自衛です。
まとめ
最後に、この記事のポイントをおさらいします。
・売る人へ
禁止されている物を出品すると、アカウントを失うことがあります。eBay のルール、日本の法律、相手国のルール。この3つを確認しましょう。迷ったら、出さない。
・買う人へ
日本に持ち込めない物は、税関で止まって、手元に届きません。偽ブランド品も、そのひとつ。しかも、知らずに買ってしまうことがあります。
偽物を避けるには、出品ページで「商品」と「相手(セラー)」の両方を見ること。迷ったら、買わない。
・売る人、買う人 共通
飛行機に載せられない物(危険物・リチウム電池など)は、配送会社が引き受けてくれません。象牙やべっ甲などは、ワシントン条約の対象になることもあります。
輸出入には、いろいろなルールがありますね。
とはいえ、興味を持ってこの記事を読んでくださった時点で、「どこで確認すればいいか」を知っていただけたと思います。
あとは、迷ったときに、公式で確認する習慣をつけるだけ。
難しく考えなくても大丈夫ですよ。
「これって出品しても大丈夫かな」「この商品、日本に届くのかな」など、判断に迷ったときは、ひとりで抱え込まずにご連絡ください。
私のLINEを下記に載せておきます。
これまで9年、eBayをやってきて、同じように迷う場面を何度も見てきました。
お気軽にご相談ください。一緒に考えていきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。





