ビジネス ポリシー 設定方法 について【シッピングポリシー( 配送 )編】eBay輸出
eBay 貿易家 のり です。
今回は、ビジネス ポリシー 設定方法の第4弾!
シッピング ポリシー( 配送 )についてです。
初心者の方にもわかるように解説しています。
*このブログ内の画像はワンクリックで拡大できます。
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目次
ビジネス ポリシー とは?
出品者が、あらかじめ決めることが出来る取引の条件のこと
・ 支払い
・ 返品
・ 配送 送料設定
配送 (シッピング ポリシー )で、自分で送料を設定することができます。
コロナウィルスの影響もあり、海外発送は不安定な状況です。
変化に対応できる本質的な力をつけましょう。
一度設定してしまえば、あとは選択するだけなので時間も手間も減らせます。
出品の流れ
初出品
アメリカのみに限定して、1USDくらいのちょっとしたものを売ると良いと思います。
(キティちゃんのポストカードとか自宅に眠っていたポケモンカードなど)
送料無料で赤字になってしまいますが、利益を得るというより海外への発送を経験してトレーニングを積むための初期投資と考えてください。
2品目以降
ご自宅にある不用品でOKです。
eBayにはセリングリミットという、出品数と出品金額の上限があります。
リミットを埋めてリミットアップすると出品数や金額を増やすことができます。
リミットアップを意識した出品を心がけましょう。
発送について
クーリエとは?
国際宅急便のこと
・DHL
・FedEx
・UPS
・ヤマト
*クーリエの料金は流動的な部分があります。
サーチャージ(燃料・その他)と言って 配送 料に追加の料金がかかる場合がほとんどです。
会社ごとに違います。
・日本郵便 EMS
・eLogi (FedEx)→ FedExとの契約は不要
eBayセラー料金でリーズナブルです。
・日本郵便小型包装物→2022年3月現在は引き受け停止になっています。
日本郵便
EMS
日本郵便の料金は実重量(実際の重さ)です。
2023年7月の料金です。
変更になる場合もあります。
日本郵便:料金表(EMS:取り扱い国すべて)
日本郵便 ePacket
日本郵便 小型包装物
*ePacket・小型包装物はどちらも郵便局から送れます。
料金もEMSより安くエコノミー価格となっています。
残念ながら、2022年3月現在ではアメリカ宛は引き受け停止になっています。
状況は変わることがあります。発送前に確認しましょう!
<国・地域別の差出可否>
https://www.post.japanpost.jp/int/inf…
*日本郵便のヨーロッパ宛は引き受け停止となっています。
ロシアウクライナ情勢に注意して、確認してください。
DHL・FedEx
規約により、料金を公表することができません。
料金表をお持ちでない場合は、問い合わせをしてください。
*日本郵便以外の送料は全て参考価格です。
追跡番号(トラッキングナンバー)で到着の確認をするので、追跡ありの 配送 サービスを推奨します。
Shipping ポリシー 送料無料の設定
My eBay → Summary → Account
Business Policies
Create policy → shipping
入力例:アメリカのみ 送料無料 出荷まで3日
① 自分でわかる名前をつけましょう。
② メモのようなものです。
* この ポリシー をデフォルトに設定する場合はチェックを入れます。
③ Domestic shipping → アメリカに送る時の設定です。
・Flat:same cost to all buyers (バイヤーに同じ料金を設定する)を選択
・Services( 配送 )を選択
→ Standard Shipping from outside US(5 to 10 business days)
・送料を入力
→ Free shipping (送料無料)にチェック
・Handling time を選択
→ 3 business days
→ eBayのメールの日時で確認してください。
*どうなると発送完了になる?
→ 配送 会社で商品がスキャンされると発送完了です。
原則スキャンは発送当日に行われます。
④ International shipping → アメリカ以外の国に送る時の設定です。
→ No international shipping (アメリカ以外は送らない)を選択
⑤ Create exclusion list → 発送除外国 を設定します。
発送を除外する国にチェックを入れます。
アメリカ以外の国を除外していても、ごく稀にアメリカ保護国の注文が
入ってしまうことがあります。
送料が高い場合があるのでチェックを入れて、しっかり除外しましょう。
APO/FPO(基地)は届きにくいので除外します。
私書箱はDHLやFedExだと送れない場合があります。
最初のうちは除外をおすすめします。
発送除外国 の選択が出来たら右下 Apply をクリック
上の画面に戻ります。
⑥ 入力が終わったら Save をクリックして設定終了です。
入力例:アメリカのみ エコノミー 送料無料 出荷まで3日
Copy policy を使って同じような ポリシー が簡単に作れます。
*小型包装物・ePacket は現在引受停止です。再開した時に使ってください。
入力例:全世界(除外あり)送料無料 出荷まで3日
( 売れた国に対し、最も安いクーリエで送る設定 )
・Domestic ( アメリカ向け ):Expedited Shipping
・International ( 全世界 )Worldwide :Standard International Shipping
・発送除外エリア
・発送除外国
*一部抜粋です。
発送除外国についてはこちらの動画で詳しく解説しています。
送料無料について
・メリット
①設定がかんたん
②複数購入時 値引き交渉なし
③上位表示されやすい!?
→ 送料無料の商品を検索する人もいるのでSEOに有利と言えます。
④変化に対応しやすい
・デメリット
①関税が高くなる
→ 関税は商品代金にかかる(送料にはかからない)
②商品代金に送料を含めているので、送料別の商品より高く見える
Shipping ポリシー 送料設定あり
①アメリカの送料を設定
②アメリカ以外の送料を設定
③例外の国(地域)を設定
④除外する国(地域)を設定
基本的には送料無料は商品代金に送料を含めるという考え方です。
送料が高い地域は、想定した送料よりもかかる分を送料として設定します。
送料無料 + 個別送料
・アメリカ・アジア → Free shipping
・ヨーロッパ・AU → 個別送料
2kgまでの送料を20USDと想定しています。
アメリカ・アジアは、送料20USDを商品代金に含めます。
ヨーロッパ・AUは、掛かる送料から20USDを引いた金額を設定します。
*このブログ内の送料は、参考価格です。
お持ちの料金表の金額を入力してください。
Additional ship to locations-buyers contact for costs
(その他の国から購入希望があった時、バイヤーからコンタクトがある)
Will ship worldwide を選択しましょう。
発送する国を選んで送料を入力します。
個別送料
FedEx エンベロープ 0.5kg 500USDまで
eLogiのエンベロープ 0.5kgの送料をそれぞれ入力しましょう。
*アメリカ宛エンベロープの到着日数は、サービスとしては
IP(インターナショナルプライオリティ)と同様です。
Expedited Shipping を選択して1〜4営業日に概ね届いているようです。
FedExに電話で確認しました。
*この場合は・・・
2kgまではアジアは日本郵便のePacketが使えるので、エコノミーの価格設定ができます。
その他はeLogiのエンベロープ 0.5kgの送料を入力します。
このように、組み合わせることで送料を安く設定できます。
*配送 状況は変わることがあります。確認しましょう。
・この先、ePacketが止まってしまったら
→ 配送 をStandardにして送料を変更
・売れた時にePacketが止まった場合
→ EMSかeLogiで発送するしかありません。
配送 サービスを出品者都合で変更することはあまり良いことではありません。
エコノミーからスタンダードに等、アップグレードする場合は
お客さまに連絡しましょう。
2kgまではePacketを組み合わせることができます。
他の条件の設定も作りましょう。
<設定例>
・〜0.5kg FedEx Pak + ePacketエンベロープに入らないもの
・〜1kg Pak IP + ePacket
・〜1.5kg Pak IP + ePacket
・〜2kg Pak IP + ePacket など
コロナウィルスの影響もあり、日本郵便は不安定な状況です。
心配な方もいると思います。
日本郵便を使わない 配送 を前提に、ポリシーを作っておくと良いと思います。
不測の事態に備えて、複数の発送サービスを使えるようになっておくことが望ましいです。
2kg以上
2kg以上はエコノミーがなくなります。
配送 を選択して、送料を入力しましょう。
お客さまが選ぶ シッピング ポリシー
入力例:〜1kgまで
*エコノミーが再開した場合
2種類の 配送 サービスから選択してもらう設定方法
Offer additional service で 配送 を増やすことができます。
それぞれ 配送 と送料を設定します。
* Shipping rate tables → Create rate tables
地域を指定して、 配送 設定ができます。
ここで設定するとInternational shippingよりも優先されます。
例えば
「アメリカ宛のePacketは再開されたけれどオーストラリアは再開されていない」
というような場合、オーストラリアだけ 配送 を1種類に設定します。
*Create rate tables
例外にする地域を選択して 配送 と送料を入力
Table nameに自分がわかる名前を入力 Save
出品画面で確認してみましょう。
Shipping and payments
Change country 国を選んで ZIP Codeを入力すると 配送 が確認できます。
同じようにオーストラリアも確認できました。
ここまでeLogeの料金を参考に ポリシー を作ってきました。
DHL・UPSなど他にも 配送 手段はあります。
FedExはヨーロッパに強く、DHLはオセアニアに強いなど各社特徴があります。
クーリエ送料を地域ごとに比較して、最適なものを作ってください。
よくある質問
Q Expedited 4営業日 間に合わなかったら?
A 4営業日経過後商品が届かなかったら、お客さまは未着のCaseをオープンすることができます。オープンされてからセラーの対応は3日間の猶予があります。
その間に商品が届けばクローズされ、セラーにペナルティはありません。
(*2022年3月の時点ではアメリカ宛DHL・FedEx共に概ね1~4営業日に 配送 は完了しているようです。)
もし、Expeditedを使うのが心配ならStandardを選択してもOKです。
Q クーリエを使わないといけないの?
A 絶対にクーリエを使わないといけないということではありません。
Q 何kgまで ポリシー を作る?
A 扱う商品によって違うと思います。
カメラの望遠レンズやギターなどの大きくて重いものもありますね。
だいたい20kg位でほとんどの商品がカバーできるのではないでしょうか。
重いものほど、ライバルが少ないかもしれません。
*オーバーサイズを発送するには特別な料金がかかります。
Q 送料の予想方法は?
A 他のセラーさんを参考にすることができます。
eBay画面の右上Customize → Shipping cost にチェックApply changes
表示された送料を参考にしましょう。
Q 販売国を追加したいんだけど
A Shipping rate tablesのCreate rate tablesで設定できます。
<入力例>
中東(イラクを除く)Standardで発送
発送する国を選択して 配送 と送料を入力
発送除外国の設定を解除します。
Shipping rate tablesはアメリカの州ごとの送料を設定することもできます。
詳しくはこちらの動画で解説しています。
まとめ
ビジネス ポリシー 4部作の最終編、シッピング ポリシー について、お話しさせていただきました。
シッピング ポリシー の設定は一番難しいと思います。
ただ、一度設定すれば後は選択するだけになります。
このブログと同じように一つ一つ設定していけば大丈夫です。
最初のうちは送料無料で、慣れてきたらどんどんカスタマイズしていきましょう。
配送 状況が不安定です。
最新の情報をチェックして、設定を変えてくださいね。
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今後も、最新情報をお伝えしていきます。
YouTube チャンネル eBay 貿易家 のり
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一緒に考えていきましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
あなたの成功を祈っています。
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